百花園の施工実績
2022.04.05
相知黒岩地区で農業用道路取付工事をしました。
県道から農道に出入りする道が無かったため、道を作りました。
着工前
完了
着工前
完了
次のように施工しました。
道路下部構成にふさわしくない畑土を完全に取除き、盛土材料に適した新規土により、
最大3.5mほど盛土をしました。
着工前(掘削工)
完了(掘削工)
次に、ブロック積作業をしました。手作業で凹凸なく均等になるように並べました。
並び終えた後に両サイド、コンクリートを天端から流し込み、きれいに固めた後コンクリート舗装をしました。
作業中、品質確保のため、
次のような品質管理の試験をしました。
① 生コンクリート受入検査
コンクリートは目視だけでは、実際に発注した条件となっているか、判断が出来ませんので、定期的に抜打ち検査を行い、コンクリートの品質が発注した条件(強度や配合)にきちんと適合しているかどうかを確認します。
※ここで、不合格が出た場合は、そのコンクリートは使用しません。
② コンクリート圧縮強度試験
受入検査時に供試体を取り、これを使って1週間後、
4週間後に圧縮強度試験を行い、計画されている強度を発現しているか確認します。
③ 土の現場密度試験
土の密度を現場において、直接求めるために行う試験を現場密度試験といいます。現場で土の密度を測定し、土の締まり具合を表す締固め度により、作っている目的道路や盛土の品質基準に適合しているか確認をしています。
④ 路盤の現場密度試験
土の現場密度試験と同様に、路盤材料の締固め度より、道路の品質基準に適合しているかの判断をしています。
こうして、圃場と県道間で、最大3.5mの高低差をブロック積により解消し、大型農業機械が
出入りできる農道出入口道路を作ることができました。
2月~3月の作業中は、農地で体を休めるところもなく、寒さと吹き晒しの風に耐え忍び頑張りました。
地元要望を反映でき、地域に貢献できることは、とても喜ばしいものです。