百花園の施工実績
2025.01.30
令和6年度 道路保全国道204号道路橋りょう保全委託(緑化対策)を行いました。

施工箇所は、唐津市瀬田原交差点から山ノ口交差点間で、年間を通して緑地管理を行います。
主に、施工内容としては、植樹帯内の人力抜根除草、機械除草、高木・中木・寄植えの剪定、防除、施肥、
その他にも、街路樹の枝や幹等が折れて、車両、歩行者の通行に影響がないかの日常点検、台風や大雨後には念入りにパトロールを行い、
状況に応じて落ちた枝の回収や伐採を行います。
1年を通しての作業の流れを紹介したいと思います。
この写真は、人力伐根除草、機械除草で、同じ箇所を1年で2回行います。
今回は1回目を6月~7月にかけて行い、2回目を9月~10月にかけて行いました。
夏場は特に草の成長スピードが速く、1回目を終えて約2か月経つと元通りの状態です。。
【人力抜根・除草①】
夏場のアスファルトの上での作業は、照り返しが強く熱中症にも気を付けながらの作業になります。
着工前

完了

【人力抜根・除草②】

着工前

完了

作業状況
【機械除草①】
朝夕の通退勤時は人通りも多く、誘導員の配置のもと、飛び石に注意を払い、防護ネットを使用で安全に行いました。
着工前

完了

【機械除草②】

着工前

完了

作業状況
次に、寄植え剪定です。寄植えの剪定は除草作業と並行して行います。
例年、寄植えの剪定は年に1回ですが、今年度は国スポが佐賀開催ということもあり、
開催前に2回目を行うことになりました。寄植えも草と同じく夏場の成長スピードが速いです。
【寄植剪定①】
着工前

完了

【寄植剪定②】
植込み内では木の密集に伴い、狭い場所で刈込みにくいところもありましたが、丁寧に仕上げることが出来ました。

着工前

完了

作業状況
次に、中木剪定を行いました。
状況に応じて、トリマーを使用して刈るところもありますが、大ハサミや手鋏で形を整えました。

着工前

完了

作業状況
剪定を行っていると、たくさんの病害虫がいました。
※どちらも、蛾になる幼虫です。

これは、ハマキムシです。
主に植物の葉を丸めたり、葉を繋ぎ合わせ
その中に隠れながら食害をし植物の生育に影響を及ぼします。
葉をむしってみないと見れないです。虫

これは、シャクトリムシです。
幼虫は、葉を丸坊主なるまで、食害することもあり、被害木が枯死することもあります。
また、枝とそっくりなので、間違えて切ってしまうこともありました。汗
写真以外にもたくさんの害虫が発生していました。
繰り返しになりますが、そのままにしておくとその被害の痕跡などが残って見栄えが悪くなったり、最悪の場合枯れてしまったりなど
生育にも影響が出るので防除を行います。夏期防除では殺虫効果のある薬剤を散布します。
冬期には、薬剤と展着剤を混ぜたもの使用し、それを害虫の体に散布すると、オブラートのように
薄い膜で害虫の体が包まれて呼吸ができなくなる効果があります。(窒息死の状態になります)
薬剤散布の2週間前には、近隣住民への周知のため、各交差点に予告看板の設置、近接している地区の
行政連絡員さん宅へ、案内文書を配布して、通行の少ない夜間に作業を行っています。
【薬剤散布】

予告看板

散布状況(夏期)

散布状況(冬期)
次に、樹木が活動を開始する春の到来に備えての冬期剪定です。
冬季剪定では不要な枝を切除する、葉を大幅に減らすといった大がかりな、剪定を行なう場合が多いです。
今回の目的としては、車両の通行に影響がないようにするための剪定です。
外側など、脚立で届かない場所などは、高所作業車を使用して、剪定作業を行います。

着工前

完了

作業状況
冬期剪定を終え、最後に施肥を行います。

1本あたりの量を毎回量りにかけました。

掘削状況

穴の中に肥料を入れて埋め戻します。
ここまでの作業が、1年間を通して行う内容です。
作業時は、車線減少の規制を行ったりと、ご通行の皆様に、ご迷惑をおかけしたかと思います。
これからも皆様が安全にそして気持ちよく生活ができるよう、景観を保っていけるよう努力致します。
今後ともご協力いただけると幸いです。ご協力ありがとうございました。