百花園の施工実績
2025.12.09
唐農林工第923号 西谷山上ため池廃止工事を施工しました。
この工事は、池の水を抜き、築堤を壊し(1000m3程の掘削)仮設道路を作成し
池の土質改良(構造物設置個所)三面水路とL型水路、集水桝、ふとんかごの設置です。
着工前
完了
着工前
完了
着工前

完了

着工前

完了

掘削床掘時中硬岩や転石除去(3.5m程の大きな転石)を0.1BHブレーカーでハツリ作業
三面水路は1基1.6tあり、据付に苦労しました。


三面水路・・・底面と両側面の三面をコンクリートで構造した水路のこと。
流水の安定・洗掘防止を目的としています。

【三面水路・運搬状況】

【三面水路・据付状況】

【三面水路・設置完了】
【三面水路の折れ点をつなぐための現場打ち水路】 施工範囲が狭いため、鉄筋、型枠が大変でした。



これは、集水桝で雨水や排水を一時的に集め流れを調整して下流の水路や管に流すための構造です。
2.2mの高さがあり、土木歴50年の職人さんですらここまで大きいのは初めてだと言われました。




側壁3か所で山側のほうは、機械がギリギリ届いたぐらいでやりにくかった印象が残っています。
次に、L型水路で2基のL型水路を組合せ、鉄筋で組んで生コンを打つ水路です。




水路に段差を設けることで、水の流れを分断し、流速を低下させます。また地盤のえぐれ防止にもつながります。
【ふとんがご 詰込・設置】
ふとんかご・・・金網で作られた箱状のかごに石を詰めた構造物のことで
土砂や護岸を安定させる目的がある。
特徴として、石を詰めるため、排水性が高く地盤変形に追従しやすいなど、
景観になじみやすく、コンクリートより施工が早いという利点があります。




ふとんかご4段目で60m、栗石10tダンプ6台分
この作業は、見た目、耐久性の確保が目的となるため外側から大きめの石、内部は中~小粒の石で隙間ができなよう噛み合わせて配置します。
地道な作業ですが、安定と偏りがないかを考えながら一つ一つ丁寧に人力で行いました。
池の水を抜かないといけないので、水抜き用の発電機と水中ポンプを使用します。
発電機が2日で軽油が空になるので大変でした。ちなみに30日かけっぱなしでした。
池の水を抜いたら魚(主に鯉)しか出てきませんでした。救える分は半分くらいは
下のため池に移してあげましたが、残りは残念ながら土がヘドロで入れないため
鳥のえさになりました。



最後に、軟弱地盤の土質改良で使用料は、土質・岩石の強さを調べるため一軸圧縮試験で決めました。
もちろん六価クロム抽出試験も行い安全も確かめました。

【土質改良 仮設通路】

【水分】
仮設通路もBHが埋まり身動きでいないほどだったので改良しました。



現場は、里道を搬入路として使うため、4tDと0.25m3BHまでしか入れなかったため機械や材料の搬入は全部近くの空き地を借りて小運搬しました。機械も0.25m3BHが2.5t吊だったため、三面水路(1.6t)を吊るときはちょっとでも離れると吊れませんでした。また、池のそばで水を抜いても湧き水が止まらず常に施工場所を水が流れてました。地盤が柔らかくバックホウが埋まる箇所がいくつもあり大変でした。
