2026.02.06
この工事は、右上に小さく見える橋脚間に橋桁を掛ける前段階の下地作りとなる盛土工事を行いました。
簡単に説明をすると、ほかの場所から土を持ってきて最大3m程度の盛土を行い、次期工事のための作業ヤードを作りました。
切土工区合わせると6カ所から、せっせと土を運んで、転圧して盛土をしました。

本工事は、当社で初めてICT技術を取入れ、ドローンやレーザー測量を行い、3次元データを少し活用して工事を行いました。
なんと、あの世界遺産でも有名なエジプトのギザ三大ピラミッドを含めその周辺遺跡群一帯を
無人航空機ドローンや3Dスキャン技術を活用した調査や3Dデータ制作などにも採用されている、
最先端技術なんです。当社では、今回、三次元測量データの活用のみで、建設機械の制御までは
取入れておりませんが、また、機会があれば機械の制御まで行いたいと思っています。
【ICT技術の導入状況】


ドローンによる測量状況です。30~50m上空より3次元撮影測量を行っております。この他にもレーザースキャナーで詳細な地形測量も同時に行いました。下の写真が測量結果になります。
切土工区の測量結果 3次元データ 【正面】

切土工区の測量結果 3次元データ 【側面】
下記、画像の赤線部分を削り取り車が通行できるように整形します。
今回は、削り取りだけでしたので、まだ、車の通行はできません。

盛土工区の測量結果 3次元データ 【正面】
白線は計画図面になります。計画図面上に3次元データを重ねています。

盛土工区の測量結果 3次元データ 【側面】

盛土工区の測量結果 3次元データ 【盛土正面】
下記、画像の赤線部分を最大3mほど盛土を行いました。

ここからは、作業状況になります。
【切土工区】




【盛土工区】
これは、盛土用土の運搬です。
この場所以外にも5か所、運搬をしました。








【現場対応】
近くの農家さんより稲の生育が悪いとご相談を受け、沢や田んぼの調査を行ってみました。


土壌中の水素イオン濃度【PH】と電気伝導度【EC】を調査してみました。PHは、皆さんご存じかと思いますが、電気伝導度は、肥料塩類(硝酸態チッソ・塩素・カリ・苦土など)の土中に溶け込んでいる多さを測っています。


土壌調査の結果、自然界では在り得ない値で…。。。これ以上は、大人の事情で。。。ってな訳で、
訳ありたんぼの客土を総入れ替えすることになりました。
念には念を入れ、単なる土の入れ替えではなく、土壌基盤から作り直しました。




また、地元からのお願いで、現場から数キロ離れた場所に土砂詰まりの、ご相談がありました。
下記の写真は、集水桝の詰まり解消だけでなく、途中詰まる原因箇所の改善も行いました。


最後に、盛土という工事の為、下地作りではありましたが、仕上げよりも重要な工程の一つだと思います。
地道な作業を積み重ね、時には、天候と格闘しながら、地元や隣接工事と調整を行い、発注者より高評価を頂きました。今後、橋桁が完成し道路が出来て開通した際には、思い出の場所となりそうです😊